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2022/4/29
種生姜用として保存しておいた去年収穫の生姜状態を確認した。
生姜の保存は15℃くらいを保つのが理想で、8℃以下にしてはだめということ。
そこで、断熱がある発砲スチロール容器+気温変化の少ない地下室+温調ヒータという管理をしていた。
温度計も設置していた。
毎年長野の最低気温は-10℃くらいになる。
収穫地ごとに3箱に分けていた。
①実家(長野市若穂)種生姜2kg、新生姜10kg
②上田市丸子 種生姜2kg、新生姜5.5kg
③野沢温泉村 種生姜2kg、新生姜7.5kg
結果は実家の生姜は大丈夫だった。
しかしそれ以外の2箱の生姜は痛んで水分が出ていた。
また痛んだ生姜には体長1~2mmの白い虫と黒い虫が大量発生していた。
生姜栽培のプロである中屋ファーム様に質問したところ以下の回答が返ってきた。
「白い虫は生姜にいつもいます。生姜が痛むと大量発生するが、そうでなくても多少います。
黒い羽根虫は痛んだ生姜によく発生します。
しかし、この虫が発生したのが越冬できなかった原因ではないです。」
虫が生姜の越冬できなかった原因でないとすると、痛んだ原因はなんだろう?
実家の生姜とそれ以外の生姜の違いは・・・
あった!
1か月に1回、実家で収穫した生姜の入った箱は開けて中身を確認していた。
これが大丈夫だから他の2箱も大丈夫だろうと思い開けて確認していなかった。
これで生姜が窒息してしまったのではないだろうか!?
窒息しないように容器に穴を開けておいたのだが、不十分だった可能性がある。
穴を大きく開けて断熱効果が薄れることを恐れて、穴は小さくしていた。
実家の生姜はそれでも1か月に1回開けるので、新しい空気が入り、窒息が免れたのかもしれない。
今後は窒息防止のため、1か月に1回は箱を開けるようにしよう。
幸い1箱は大丈夫だったので、これを種生姜として植えることにした。